はじめに

2023年11月15日に任天堂株式会社から「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」(以下、ガイドライン)が発効されました。

このページではガイドラインに対する真皇杯としての解釈を示します。

ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン

出場者数について

・真皇杯は予選を複数回行い、成績上位者が本戦に進出するという大会形式となります。

・全ての予選と本戦の合計人数を足すとガイドラインに記載のあるオフライン200人以下を超えます。

・しかし、ガイドラインのQ12とA12に「1日あたりの出場者数の合計がオンラインで300人またはオフラインで200人を超えない場合は、このガイドラインの対象となります。」との記載があり、1日あたりの規定人数を超えなければ真皇杯の大会形式はガイドラインに反していないと解釈しました。

・「出場者がプレイする」という記述から出場者は対戦参加者と同義だと解釈しました。その為、対戦しない運営スタッフや見学参加者は出場者数に加えなくてもよいと解釈しています。

以下、出場者数に関するガイドラインの引用。

Q1.このガイドラインが対象とするコミュニティ大会とはどのようなものですか。
A1.このガイドラインが対象とするコミュニティ大会とは、以下の要件を満たすものです。

・任天堂が著作権を有するゲームを利用するもの
・個人であるお客様が主催者であるもの
・個人であるお客様または非営利のチームが出場者であるもの
・営利を目的としないもの(主催者・運営者が金銭等の直接的な利益を受けようとする場合や広告・宣伝等により間接的な利益を得ようとする場合だけでなく、第三者に利益をもたらす目的の場合も営利を目的とするものに該当します)
・オンラインで300人以下、またはオフラインで200人以下の出場者がプレイする小規模なゲームの競技大会であるもの

Q12.大会の全てのブロックの出場者数を合計するとオンラインで300人またはオフラインで200人を超える規模となるのですが、大会をAブロック・Bブロックといった形で分割し、同日中に開催するブロックの合計出場者数がオンラインで300人またはオフラインで200人を超えないようにすれば、このガイドラインに基づいてコミュニティ大会を主催することはできますか。

A12.同一の主催者が主催するコミュニティ大会において、1日あたりの出場者数の合計がオンラインで300人またはオフラインで200人を超えない場合は、このガイドラインの対象となります。
例えば、同一の主催者が主催するオフラインの大会のAブロックに100人、Bブロックに150人、Cブロックに80人が出場する場合、

・AブロックとBブロックの大会を同じ日に開催する場合は、1日あたりの出場者数の合計が200人を超えるので、このガイドラインの対象ではありません。
・AブロックとBブロックの大会を別の日に開催する場合は、どちらの日も1日あたりの出場者数の合計が200人を超えないので、このガイドラインの対象です。
・AブロックとCブロックの大会を同じ日に開催する場合は、1日あたりの出場者数の合計が200人を超えないので、このガイドラインの対象です。

会計について

・真皇杯は各オフライン予選で発生した繰越金を本戦の運営費に充てる方式で運営しています。

・各オフライン予選の単位では利益が発生する事になります。

・真皇杯は全ての予選と本戦を含めて1つの大会となる為、第6回真皇杯全体の会計上で大会設営費用の総額を出場料および観戦料の総額が超えないように努めます。

・第6回真皇杯終了後にホームページ上に会計情報を公開します。

以下、会計に関するガイドラインの引用。

| コミュニティ大会は、営利を目的としない小規模なものである必要があります。

・このガイドラインで明示的に認められた場合を除いて、コミュニティ大会に関連して対価を受け取ることはできません。
・成人の主催者は、オフラインのコミュニティ大会の出場者から、一人につき税込み2,000円以下の出場料を徴収することができます。
・成人の主催者は、出場者に対する景品として物やサービスを提供することができます。ただし、現金や金券、電子マネー等の金銭と同様の価値のあるものや、市場価格で概ね総額で税込み50万円を超えるもの、Q17で別途指定するものは、景品として提供することができません。

※一人の主催者が直近1年間のコミュニティ大会を通じて提供できる景品の総額は、市場価格で税込み100万円未満にする必要があります。
・成人の主催者は、オフラインのコミュニティ大会の観客から、一人につき税込み1,500円以下の観戦料を徴収することができます。

※どのような名目であっても、オンラインのコミュニティ大会の観客から料金を徴収しないでください。
・法令遵守の観点等から、徴収する出場料および観戦料は、大会設営費用に充てる目的のみに利用し、景品購入費用には充てないでください。また、徴収する出場料および観戦料の総額は、大会設営費用の総額を超えないようにしてください。
・出場料または観戦料を徴収する場合、主催者は、出場者および観客に対して、徴収された出場料や観戦料が大会設営費用に充てられることを明示するとともに、出場料、観戦料や景品購入費用を含む大会の開催費用に関する全ての会計書類を、誰もが閲覧可能なウェブサイトやSNSに直ちに掲載し、公開してください。
・コミュニティ大会の開催において、スポンサー等の第三者から物やサービス、金銭等の提供を受けることはできません。
・出場者から事前に同意を得た場合に限り、主催者は、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に基づき、個人のアカウントを通じて、コミュニティ大会に関する動画や静止画等の投稿を収益化することができます。

※一人の主催者が直近1年間にこれらの投稿から得る収益の総額は、税込み100万円未満にする必要があります。

PVについて

・ポケモンのゲーム内に登場するキャラクターの映像や画像については、ゲーム内からキャプチャーした映像やスクリーンショットを加工したものを使用しています。

・キャラクターのイラストやゲーム内のBGMを模した楽曲は使用しない事としました。

以下、告知物に関するガイドラインの引用。

| コミュニティ大会の開催に伴って、次の方法で任天堂のゲームの映像や画像を使用できます。

・オフラインのコミュニティ大会の会場内において、正式な発売日を迎えた任天堂のゲームの大会でのプレイ映像を上映することができます。
・正式な発売日を迎えた任天堂のゲームからキャプチャーした映像やスクリーンショットを、コミュニティ大会の告知物に掲載することができます。

経緯

2023年11月15日に任天堂株式会社から「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」(以下、ガイドライン)が発効されました。

真皇杯では出場者数と会計方式についてガイドラインに抵触する可能性がある為と考えました。

真皇杯というゲーム大会を主催する事に対して任天堂株式会社に許諾を得る事を考えました。

法人・団体によるゲーム大会への個別許諾申請のページを開くと「※株式会社ポケモンから発売されているゲームソフトシリーズのタイトルはこの申請フォームの対象外です。そのようなタイトルの取り扱いに関しては、株式会社ポケモンにお問い合わせください。」との記載がありました。

その為、株式会社ポケモンに出場者数と会計方式について問い合わせを行いました。

株式会社ポケモンからメールの返信が来ましたが、内容を開示する行為は禁じられている為、回答内容の公開は出来ません。

真皇杯運営内でガイドラインの解釈について話し合い、出場者数と会計方式についてはガイドラインに反していないという結論を出しました。

以下、ゲーム大会の許諾に関するガイドラインの引用。

Q14.法人や団体が任天堂のゲームを利用したゲーム大会を主催するには、どのようにすればよいですか。
A14.法人や団体が任天堂のゲームを利用したゲーム大会を主催するには、別途法人や団体が、大会の告知に先立ち、任天堂に対して正式にゲーム大会を主催することの許諾を求める申請を行い、許諾を得る必要があります。別途任天堂から許諾を得たゲーム大会には、任天堂から許諾番号が付与されます。なお、任天堂は、その裁量により、許諾を行うかどうかを決定します。
法人や団体が任天堂のゲームを利用したゲーム大会の主催を希望する場合は、
こちらから申請を行ってください。

以下、法人・団体によるゲーム大会への個別許諾申請からの引用。

実施するゲーム大会の概要

計画しているゲーム大会の概要について、入力してください。
使用するゲームタイトル 必須

許諾申請を行うゲームタイトルを選択してください。メニュー内に無いタイトルは、現在個別の許諾を行っておりません。

※1つの大会で複数のタイトルを扱う場合は、タイトルごとに許諾申請が必要なため、複数回の申請を送信する必要があります。
※株式会社ポケモンから発売されているゲームソフトシリーズのタイトルはこの申請フォームの対象外です。そのようなタイトルの取り扱いに関しては、株式会社ポケモンにお問い合わせください。